亡きダックスフンドの肖像画制作

愛犬を亡くしたばかりの飼い主さんへ、
そのお友だちからのご依頼で、
愛犬の肖像画を描かせていただきました。

 

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描かせていただいたのは、
虹の橋へ旅立ったというダックスフンドのムゥ君。
3年前の今頃に描かせていただいたのですが、
このブログでもまだきちんと紹介していなかったので、
改めて紹介させていただきます。

※現在、水彩画制作のご依頼受付は休止しています。

ご依頼をくださったのは、
これまでもステッカーなどをご注文いただいてるお客様でした。
(SNSでステッカーも紹介してくださってるのですが鍵アカウントなので投稿は非公開)

そのお客様がワン友さんの愛犬の訃報を知り、
その子の水彩画をお送りしたいとのことで私にご依頼下さいました。

水彩画の元となるご希望の画像は、
ムゥ君が載ってるInstagramからお客様が選び私に伝えられました。

ムゥ君はこのアヒルのぬいぐるみのがーちゃんが大好きだったそうで、
いつも咥えていたそうです。

そんな可愛い姿を肖像画にすべく制作に取り掛かりました。

ダックスフンド 肖像画 下描き

まずは鉛筆による下描きです。

ダックスフンド 肖像画 下描き

水彩画作品なので本来は、
下描きの時点ではそれほど描き込まないほうが良いのですが、
ついつい描き込みすぎてしまうのが私の癖です。

ダックスフンド 肖像画

背景以外を除いて、
犬、咥えているぬいぐるみの部分を塗り終えた段階です。

頭の先や鼻の先、瞳などに、
緑色に塗られたような部分が確認出来ると思いますが、これは、
水彩画用のマスキング液といって、
マスキング液が塗られたこの部分はすぐに乾き、
あとから剥がすことが出来ます。

こうして先にマスキング液を塗っておくと、
その部分には水彩絵の具は染み込まないため、
着彩が終わったあとにマスキング液を剥がすと、
ハイライト(最も明るい部分や光ってる箇所)を
細かく表現することが出来ます。

水彩画は足し算のみなので、
一度塗った色をあとから薄い色にすることは出来ません。
なので、どうしてもくっきりした白を残したいときなどは、
マスキング液はとても便利なのです。
(文字などの白抜き効果にも便利)

作品に塗ったマスキング液はすぐに乾くので、完成後、
練り消しゴムや専用のラバークリーナーなどでこすると
簡単に剥がすことが出来ます。

ダックスフンド 肖像画

マスキング液を剥がした状態の作品がこちらです。

頭の毛先や鼻のテカリ、瞳のハイライトを白く残すことが出来ました。

ダックスフンド 肖像画
完成して額装された亡き愛犬の水彩画

水彩画制作依頼のお代金には、
額縁代送料も含まれていますので、
完成後はこうして額装した状態で発送させていただいてます。

お客さまの元へ届いた水彩画はその後、
お客様が直々にムゥ君の飼い主様へ手渡されたそうです。

その時のご様子を、
ムゥ君の飼い主様がInstagramに投稿されてますので、
よかったらご覧になって下さい。

水彩画のご依頼、ありがとうございました。

プレゼントされた愛犬肖像画

 

 

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